仕事で本当は1日で終わる作業を「数が多いのと確認があるの3日ください」と言って期限をきった。
最初は「申し訳ない」な「遅いと怒られるかな」と思っていた。
でも、1日過ぎたときに「今のペースならなんとか2日で終わらせそうです」と伝えたら「おっ早い！すごいね」という反応が返ってきた。
もし、最初に期限を切るタイミングで「仕事が早い人だと見せたい」「評価されたい」「失望されたくない」と考え「半日でできます！」と答えていたらどうなっていたか？
もちろん半日で終わらない。1日かかる。そこで「すみません半日では間に合わず、今日中には終わると思います」と伝えると「そう。」と言う言葉しか返ってこない。
相手が持つのは「間に合わないんだね」という感想。
そこで更にバグが発生して予定していた1日で終わらなかったら、「遅いよ！1日で終わらせるって言ったでしょ」となり評価が下がる。
そして1.5日で終わらせる。相手は「ようやくできたんだね」と言ってがっかりそうに受け取る。
ちなみに今までの人生はほとんどがこれの繰り返し。よく見られたいと思う気持ちが真逆の効果を引き起こしていた。
同じ一つの仕事を前者は2日、後者は1.5日で終わらせている。後者の方が短時間で終わらせている。
生産性や効果は後者の方が高いのに、後者の方が評価が低い。
ここからわかることは「期限を短く切って少しオーバーする」よりも「期限を長く切って少し早めに終わらせる」方が相手の評価が上がるということ。
人間って面白い。
自分がやる側ならバッファを長く持つ。自分が依頼する側なら、相手が言ってきたバッファをもっと削れないか検証する。
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